「圧迫骨折の治療は先進技術で健康体を目指そう」の記事

圧迫骨折の治療法は、従来では薬物で痛みを抑える、コルセットで固定、外科手術、安静にするといった方法をとられてきました。が、これらは根本的な治癒が難しいのと、外科手術では高齢者には危険が大きいため、得策とは言えない感もあります。欧米では根本的な治癒を目指す技術が行われてきたようです。それは一体どんな治療法なんでしょうか。

圧迫骨折の治療に朗報です。そもそも圧迫骨折には、骨粗鬆症(高齢者)が原因で起こすものと、スポーツ外傷や転落によって起こすものとの大きく二種類に分けられるようです。普通の骨折と異なり、複雑なものになるので、治療法も独特なものであるよう。そのひとつに、「経皮的椎体形成術」 というものがあるのをご存知ですか。
たとえば、背骨(脊椎)が圧迫骨折を起こしますと強い痛みが生じやすくなり、とっても辛いもの。従来、治療としては、鎮痛剤の投与、安静にする、コルセットで固定、外科手術で補うしかありませんでした。でも、「経皮的椎体形成術」とは、圧迫骨折した背骨の内部に針を刺し込み、特殊なセメント材(骨セメント)を注入させるのです。こうして、骨折した個所の背骨を固めていくんです。圧迫骨折した背骨部分を骨セメント材によって強化していくので、辛い痛みを対処療法ではなく、根本的にやわらげていくことができるんだそう。でも「注射で背骨にセメントなんて、なんだか怖そう・・・」と思われるかもしれませんが、局所麻酔をほどこしてから行われますので、安心して望めるのが嬉しいですよね。これは、即効性が期待できる治療法として、80年代の後半頃から欧米諸国で行われてきている方法。外科手術や放射線治療、薬物療法に比べますと、確実性、即効性などなど、大いに優れた点がたくさんあるようですね。関西医科大学では、厚生労働省より「先進医療」の承認を受けていて、公認のもと施術できるようにもなっているとか。
圧迫骨折は、とくに高齢者の骨粗鬆症から起こる場合、年齢的なものから治療が難しい面がありましたが、これは高齢化社会への朗報といえそうですね。